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HOME > 英語とアスリート達 > vol.15-2 山本美憂

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Athletes and English 英語とアスリート達
山本美憂 山本美憂
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vol.15-2 | vol.15-1(前回の記事)

 元五輪選手の父とマンツーマンで取り組んできたレスリング。世界に挑むため、あえて家族の元を離れて単身渡米した高校時代。アメリカでの経験が自分をさらに大きくさせた。今の自分があるのはレスリングのおかげという山本美憂が、現役選手を引退した今だからこそ、これからの世代に伝えたいこととは何だろう。

取材/構成/文  石川   彩
撮影  出町公宏
インタビュー
アメリカに残りたかったけれど……
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 アメリカに一人で渡って、レスリングに打ち込む日々。日本とは違って自由な雰囲気の学校生活も楽しかったので、卒業後もそのままアメリカに残るつもりでした。でも、日本代表選手としての責任もあり、アメリカにいながら日本の試合があれば帰国するという生活をしばらく送りながら、結局帰国しました。

 留学を通して得たことは、物の考え方が変わったということでしょうか。以前は「思い立ったら即、行動」だった私でしたが、留学を経て、落ち着いて自分を冷静に見つめることができるようになったように思います。アメリカで出会った人から受けた影響は大きいでしょうね、特にコーチとの信頼関係を築けたことは。コーチにかけてもらった言葉は今でも私の心の支えになっています。

海外遠征に行けないことが何より寂しい!

 帰国してからは、海外遠征が楽しみになりました。アメリカで一緒に汗を流した仲間たちは、アメリカ代表選手として必ず試合に出ていましたから、自分も世界に出れば、みんなに会えると思い、がんばってきました。妹の聖子も一緒に遠征することが多かったので、練習後などには二人で宿舎を抜け出して、アメリカチームに合流してわいわい楽しんだりして……(笑)。現役を退いた今、何が一番寂しいかって、海外遠征に行けないことですよ!

レスリングでの経験を糧に新たな道を歩む

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 私にとってレスリングは生活の一部になっていました。レスリングを通して世界も広がり、留学や海外遠征といった経験をすることができ、今の自分があるのはレスリングのおかげだと思っています。これからは、レスリングというスポーツを、そして私がレスリングを通じて得た経験を世間により広くアピールしていければと考えています。そのためにもテレビに出演したり、講演をしたりといったお仕事を続けていきたいですね。選手として五輪に出場する夢はかないませんでしたが、今後、何らかの形で五輪には関わっていければと願っています。今のところ、父のように指導者の道を歩むことは考えていません。マットを見たら、やっぱり自分でやりたくなりますからね。子どもを対象にレスリングを指導することはあっても、今後も大人には教えないと思いますよ。

 小学生になる私の息子には、やはりレスリングを好きになってほしいですね。自分がレスリングを通して視野が広がったように、息子にもそうあってほしい。そして、もし本気でレスリングをやるのであれば、世界をめざしてほしいと思います。夫はスキー選手としてトリノ五輪にも出場していますが、私と同意見で、何をするにしても「世界」を見てほしいと考えているようです。

英語は視野を広げ、自分を成長させる強い武器
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 これからの夢は……そうですね、もう一度、英語を勉強してみたいです。息子にもやはり英語力は身につけてほしいと願っています。以前、ハワイの現地校に通わせたこともあるので、ある程度は英語を理解できていても、日常的に使わないと忘れていくようです。英語は世界の共通語。私がそうであったように、英語ができれば、英語を通じて人との交流も深まり、未知の世界を知るきっかけにもつながるものです。英語は自分にとっての武器になると思うんです。自分が知らない世界を見ることは、自分の成長につながり、新しい自分と出会うことができます。私もこれからまだまだ成長していきたい。そして、夫と息子と一緒に成長していけたらと思っています。

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Message-最後に一言!

「強くて小さな弱虫さん」

アメリカ留学中、レスリング部のコーチが「Year Book」に私を称する言葉として書いてくださったものです。とっても気に入っていて、メールアドレスにも使っています(笑)。

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プロフィール
山本美憂

山本美憂(やまもと・みゆう)

元女子レスリング世界チャンピオン。1974年生まれ。神奈川県出身。ミュンヘン五輪レスリング代表の山本郁栄を父に持ち、小学2年生からレスリングを始める。13歳で全日本選手権を制し、その後4連覇。17歳で世界選手権に初出場し、史上最年少優勝を果たす。結婚して一児の母となり、一度は現役を引退するも、アテネ五輪出場をかけ、2002年現役復帰。代表選考会で3位に終わり、五輪出場権を逃す。04年正式に現役を引退。スポーツコメンテーターとして、レスリング普及のため、メディア等で幅広く活躍。06年8月アルペンスキーヤーの佐々木明と結婚。弟は格闘家の山本“KID”徳郁、妹は元レスリング選手の山本聖子。

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