英語を学ぶ、覚える、モノにする

100万人の英語

今週のおすすめページ サイトマップ

メルマガ購読

広告掲載について


HOME > 英語とアスリート達 > vol.13-2 林孝之

*
Athletes and English 英語とアスリート達

Taka 林孝之
*
vol.13-2 | vol.13-1(前回の記事)

 未経験の大人がプロになる?そんな奇跡が起こるとだれが予想できただろう。驚異的なスピードでアイリッシュダンサーへの階段をかけ登るTaka(林孝之)は、世界選手権大会や念願の「リバーダンス」の舞台にも立った。今後は一人のアーティストとして、オリジナリティを大切にしたダンスをしたいという。自身が育てた日本人ダンサーによるアイリッシュダンスを母国で公演する日が来ることを夢見て…。

取材/構成/文 石川 彩
インタビュー
競技とショーを経験し、夢の舞台へ立つ日が訪れた
 さて、ダブリンでのプライベートレッスンが始まり、僕はまず、競技としてのアイリッシュダンスに触れました。しばらくすると、リバーダンスへの出演チャンスが巡ってきました。スペシャルオリンピックス世界大会の開会式に、リバーダンスのFlying Squadとして参加できることになったのです。先生についてから8カ月という短期間で、まさか自分が舞台に立てるとは、本来ならありえないことでした。こうして目標が一つ達成されました。
 その後は再び競技を続けました。リバーダンスを実際に経験し、まだトレーニングが必要だと感じたのです。そして、全アイルランド選手権や世界選手権へも出場する機会を得ました。でも、世界選手権では実力を出し切れず、17位。悔しくて、もう1年競技をがんばろうと決意しました。そして、さらに実力を高めようと、リムリック大学大学院のダンスパフォーマンス課程に出願。晴れて合格して、大学院でのダンス生活が始まりました。大会に向けた練習と技術を高めるトレーニングを両立するには、足への負担が重く、大会直前にけがもしてしまいました。大学院か競技か、そのどちらかを選ばねばならない時が来ました。そこで、僕は大学院での学びを優先し、競技生活に終止符を打ったのです。
 それから半年後、今度はリバーダンスのアジアツアーメンバーのオーディション。念願かなって合格し、舞台に立てるチャンスが本当に自分に与えられたのです。しかも、メンバーのなかで、僕は唯一の日本人ダンサーでした。競技を続けていた自分が今度はショーの舞台へ。高度な技術よりも、今度は表現者として、いかになめらかに魅せるかが求められる世界です。ショーとは舞台上でのプレゼンテーションのようなものですからね。
日本人としてのオリジナリティも取り入れたダンスを
 昨年、大学院も修了し、リバーダンスの日本公演も無事に終え、今、僕は、僕にしかできないアイリッシュダンスを作り上げたいと考えています。伝統的なアイリッシュダンスを守り伝えていくことは、もちろん大切です。でも、それは何も僕がしなくても、いいことだと思うんです。一人のアーティストとして、自分の感性を大切に、可能性を広げていきたいんです。アイルランド人のアイデンティティがアイリッシュダンスにあるように、僕は日本人として、三味線や和太鼓といった日本古来の楽器とのコラボレーションを企画してみました。日本のロックバンドとのコラボレーションもいいですよね。タップやフラメンコのダンサーとも共演したいと思っています。
 また、ワークショップなどを通じてアイリッシュダンスを日本で広め、日本人のパフォーマーを育てていきたいと思っています。いつかはアイリッシュダンスのカンパニーをつくり、できるならば、日本で育てたアイリッシュダンスを母国アイルランドへ持っていけたらいいですね。
前回の記事へ
インフォメーション

アイリッシュダンスクラス スタート! 現在募集受付中です。
初めてのアイリッシュダンスクラス、その他経験者クラスがあります。
詳細はこちら

プロフィール
林孝之

林孝之(はやし・たかゆき)

アイリッシュダンサー。1973年生まれ。東京都出身。都立白鴎高校から青山学院大学経済学部へ進学。卒業後はシステムエンジニア、ITコンサルタント業務に携わる。2000年に知人の誘いで「リバーダンス」を観て感銘を受け、1年後に単身でアイルランドに渡る。02年より、元リバーダンサーで全アイルランドチャンピオンダンサーや、世界チャンピオンダンサーからレッスンを受ける。03年6月Special Olympics世界大会の開会式で、リバーダンス「Flying Squad Cast」としてショーデビュー。04年2月全アイルランド選手権7位。同年4月世界選手権17位。05年4月にリバーダンスのオーディションに合格し、10月より東京ほか5都市で開催された日本公演で凱旋帰国。現在は、拠点を日本に移し、世界に通用する日本人アイリッシュダンサーを育てるために、アイリッシュダンスのクラスを開講しながら、自身のパフォーマンス活動を続けている。

Takaのアイリッシュダンス夢ブログ


取材にご協力いただいたお店:
アイリッシュパブ&グリル イニッシュモア

ギネスやキルケニーなどのアイルランド系ビールはもちろんアイリッシュウイスキー、アイリッシュコーヒーや、イニッシュモア自慢のアイルランド料理など

営業時間:月〜土 17:00〜6:00 日祭日 17:00〜2:00

--イベントなど随時開催していて、とっても雰囲気のあるお店です。店長さんありがとうございました♪ビールも料理もとってもおいしかったです(スタッフkayo)

とってもきさくでおもしろいマネージャーの田中さん


リストページへ ページトップへ