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HOME > 御園和夫の異文化英語 > 第14回 I'm fine.「私はいりません」

第 14 回  I'm fine.「私はいりません」

 "How are you?" "I'm fine.Tank you. And you?"などという会話は耳にタコが出来るほど聞いたはずです。ここでのI'm fine.は「私は元気です;快調です」という意味ですよね。

 では、次のやりとりを考えてください。外国のとあるカフェで耳にした会話です。

 A:"Muffin or anything?"
 B:"No,I'm fine."

 Aさんが「マフィン(小型のパン)か何かいかがですか」と尋ねたのに対し、Bさんが「いいえ、私は桔構です」と答えています。つまり、「私はいりません」という意味で用いられています。

 fineの語源はラテン語で、「洗練された;完成した」というのがもともとの意味です。現在では「すばらしい;申し分のない」という意味が一般的です。文脈によりさまざまです。例えば、天候の会話で、"It's fine today."と言えば「今日は快晴です」となります。「よくできました」「ご立派」、あるいは、何かの説明を受けて「桔構です;いいですね」と言って承諾する時にも"Fine."を用います。

 ニュアンスとして「不満」を表明する場合にもfineは使われます。All very fine [well],but...「まことに桔構なんですが、、、、」、あるいは、Chance would be a fine thing.「そういう機会があればありがたいのですが」という慣用表現もあります。時間やお金を「ぎりぎりに見積もる(切り詰める)」はcut it fineと言います。

 名詞でfineは「罰金」です。罰金を支払わされて"Fine."とは応答しにくですよね。外国では厳しく駐車違反の切符を切られますが、そんな時、"No,I'm fine."と言ったら、徴収係の人はどんな顔をするでしょうね!?




御園和夫

関東学院大学名誉教授、日本英語音声学会常任理事。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。言語学博士。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。著書に、『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『英語発音指導マニュアル』(CD付)編集主幹、北星堂、『聴順直脳トレーニング』(CD付)IBC出版、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数。

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