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World Englishes!

第12回 ロシア : シベリア鉄道編


photo なぜかふとしたことがきっかけで、留学するときに陸地伝いで行こうと思い立った。日本からヨーロッパ北端のスコットランドまで、のらりくらりと鉄道と船を乗り継ぎながら2ヶ月かけて行くことにしたわけだ。

 昔から憧れていたシベリア鉄道に乗ったのはそんな経緯からだった。同じコンパートメントには中国人の青年が同乗しており、お互い英語はたいして話せなかったが漢字による筆談で意思疎通は出来た。

 彼とは僕が世界で二番目に大きい湖であるバイカル湖に立ち寄るために降りたイルクーツクで別れたが、食べ物や飲み物を快く分けてくれて本当に世話になった。

 ロシアでの自由旅行は当時認められていなかったので、事前にホテルや交通機関などすべて予約しないとビザが発券されなかった。しかし、イルクーツクのホテルに着いて驚愕の事実が発覚した。

 「あなたの乗る列車の時刻が変わったの。明後日乗る予定だったと思うけど、明日出発になったからね」とホテルのインツーリストの女性にさらりと言われてしまった。そうなると、そのあとにホテルの泊まる日程などがすべて一日ずれてしまう。

 厄介なことになってしまった。英語がほとんど話せない僕にとっては、これは試練だった。そのあとにインド、スリランカ、それにブラジル、モロッコなど色々と旅をしたが、この旅が一番きつかった。それはひとえに英語が話せないことに起因する。一人旅だし、まだ19歳でなんの経験も積んでいない。さらに英語もほとんど話せず、トラブルに遭ったときは八方塞がりだった。

 今から思い返せばロシア人が話す英語はどれも怪しいものだったが、僕よりはよほど上手かった。このときほど強く英語を話したいと思ったときはない。どこの世界でも英語さえ話せたら、誰かとコミュニケーションを取ることが可能であり、物事はそれだけで劇的に好転する場合が多々ある。

 ロシアはただでさえ旅しづらい国であり、このトラブルだけではなく、シベリア鉄道で国境を越えるたびにトラブルに見舞われた。あやうく強制送還になったときもあった。(日本の旅行代理店がシベリア鉄道の経由する国を間違えて、ポーランド経由としていたことが原因だった。実はウクライナ、ベラルーシ経由だったので、これらの国のビザを国境で取得する必要があり、ひどい目にあった)

 ロシアの英語事情を語るほどロシアについての知識は明るくないが、それでもひとつだけ言える。やはり日本語はまるで役に立たず、どんな辺境でも英語を話せる人間は一人はいる。笑顔という武器も役には立つが、問題解決に結びつくことはけっしてない。

 


プロフィール

松岡 祐紀(まつおか・ゆうき)

世界を旅する写真家。2006年のノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス氏に共鳴し、ソーシャルビジネスを企業理念とした株式会社ワンズワードを立ち上げる。現在、オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」を運営するとともに商業カメラマンとしても活躍中。

個人HP: http://yu-kimatsuoka.com/
個人ブログ: http://yu-kimatsuoka.cocolog-nifty.com/onesword/


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