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World Englishes!

第6回 カナダ : モントリオール編


photo 2002年カンヌ国際映画祭で55周年記念特別賞受賞を受賞した映画「ボウリング・フォー・コロンバイン」に印象的なシーンがある。

 アメリカよりも銃の普及率が高いカナダではなぜ銃犯罪の発生率が低いのか調べるためにカナダ住民にインタビューを試みたところ、カナダ人はドアに鍵すらかけず出掛け、他人に対して非常に寛容なことが判明した。マイケル・ムーアが知らない人の家のドアを次々と開けていき、冗談めかして「撃たないでくれ!」と言っても、ただにこにこしているだけで、誰も危害なんて加えようとしない。アメリカの片田舎で「フリーズ!(止まれ!)」をプリーズと聞き間違えて、射殺された服部くんの事件とは対照的だ。

 カナダ人は確かに全体的にお人好しというか、アメリカ人と違って、あまりギスギスしていない人が多い。

 なかでもフランスの文化が色濃く残るモントリオールという街はカナダというよりは、北米のフランスと言った方が相応しい。牧歌的なヨーロッパの雰囲気が残り、お洒落なカフェでココアでも飲みながらぼんやりしていると、自分がカナダにいるということを忘れてしまう。

 インドを旅している時にリチャードというモントリオール在住のカナダ人と出会い、彼の誘いに乗ってモントリオールに遊びに行った。彼は当時48歳で僕は22歳だったが、年の差を感じさせないほど彼は若々しく、人生を謳歌していた。

 僕は何よりも彼のライフスタイルに惹かれた。リチャードは半年間、政府関係の仕事をし、残りの半年間は世界各国を旅して回るという生活を25年間も続けていた。今でいう「ワークシェアリング」だ。当初は同棲していた彼女と旅をしていたらしいが、彼女のほうは年を取るにつれて旅よりも仕事を重視するようになり、結局は別れてしまったとのことだった。

 僕が会いに行ったときはちょうど新しい彼女もすでに出来ており、本当に生活をエンジョイしていた。リチャードの英語はかなりフランス訛りが強かったが、もっと若い世代の英語はネイティブスピーカーと遜色ない。彼の住むマンションはセントラルヒーティングが備え付けられ、冬でも暖かく、階下には温水プールもあり非常に快適だった。そんなマンションでも家賃が東京とは比べものにならないほど安く、本当にびっくりした記憶がある。リチャードが旅している半年間は管理人が彼の家具を預かり、戻ってきたときに空いている部屋を彼に貸すというやりとりをずっと続けているとのことだった。

 カナダというか、モントリオールのそのおおらかな生活も寛容な態度を見ると、移住したくなった。その気持ちは今でも変わらない。

 日本にいるとカナダとアメリカはそれほど大差ないイメージがあるが、実際に行ってみると日本と韓国以上の差がある。彼らは同じ言語を話しているし、地理的にも近いが、どうしてこれほどまでの差が出るのか、それが不思議でしょうがない。

 


プロフィール

松岡 祐紀(まつおか・ゆうき)

世界を旅する写真家。2006年のノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス氏に共鳴し、ソーシャルビジネスを企業理念とした株式会社ワンズワードを立ち上げる。現在、オンライン英会話スクール「ワンズワードオンライン」を運営するとともに商業カメラマンとしても活躍中。

個人HP: http://yu-kimatsuoka.com/
個人ブログ: http://yu-kimatsuoka.cocolog-nifty.com/onesword/


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