パリから程近い、オルレアンという小さな街で、日本の友人に紹介されたフランスの柔道家の家にお世話になりました。彼がコーチとして教えている地域の柔道クラブでは、面白いことに小学校が併設されていて、フランスの児童のために、フランス語の先生がクラブに来て国語を教えている。その先生がついでに僕にもフランス語を教えてくれました。ですから、特に語学スクールには通っていません。クラブで柔道もフランス語もまとめて練習していました。
しかし、フランス語は、ほんと発音が難しいですね。実は日本でもスクールに通っていたけど、ちっとも現地では通じなかった。人の話は聞けるんですけど、自分の意思が伝えられないんです。ルームメイトたちには、ずいぶんからかわれて遊ばれましたよ(笑)。その家には、芸術家、バーの経営者など、ほかに3人ほど暮らしていました。もともと男ふたりのアパートに、彼らの彼女たちが押しかけ、さらに僕が転がり込んだから、全部で5人。狭い部屋に、ごろごろ雑魚寝です。
楽しそうだって?いや、まず一緒に生活してみて、しみじみ思ったのは、「日本人ってほんと働くなぁ…」と。ルームメイトのルーズさといったらなくて、昼間から酒をグビグビ飲んでる。まあ、僕も流されて一緒に飲んでましたが…郷に入れば郷に従えというでしょ(笑)。
パリジェンヌとの恋?語学の勉強に来ているのだから…ときっちりケジメをつけて彼女は探しませんでした。ほんとですよ。おかげで?、帰国前には、ルームメイトにからかわれないくらいには上達したし、早口のテレビを見て笑えるようになりました。
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