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英語とアスリート達 英語とアスリート達 加藤寛樹
加藤寛樹 加藤寛樹
vol.1-1|vol.1-2(続きはこちら)
マカオF3グランプリの好成績で現実として見えた世界へのレース参戦。しかし、レーシングカードライバー加藤寛規には目の前の現実があった。それは興味を持つことのなかった英語という壁だった。
取材/構成/文 恩田ひさとし
カメラマン:出町公宏
インタビュー
「世界」というものを意識し始めたのが1998年11月に行われたマカオF3グランプリへの参戦になります。F3の世界チャンピオンを決めるこのレースで、世界の壁がどのくらいのものなのか、自分がどのポジションにいるのか明確に見え、世界のレースに行きたい、そしてやれるんだと思いました。
  もちろん海外のレースでしたが、日本チームでの参戦だったので、英語なんて必要なかったんですよ。最初のセッションでトップになって、予選も第3位。それで、海外のプレスからものすごい取材攻勢にあいました。いきなりの好成績ということもあって「謎の東洋人現る!」という感じだったんでしょうね。
  当然、プレスの質問は英語。でも、全然答えられない。「これはまずいなぁ」ですよ。通訳もスタッフとして参加はしてはいましたが、対応しきれない、そんな状況でしたね。
  世界でのレースを現実のものとして感じたと同時に、英語を何とかしなければいけない、将来への希望と目の前の現実が同時に現れた感じですね。
マカオF3グランプリで「世界」は近づきましたが、「英語」という問題がありました。本当のことを言うと、学生のときから英語には全く興味はありませんでした。海外に行くことも全然考えにはありませんでした。社会人になってからも英語は必要ありませんでした。実家が豆腐屋ですから国際感覚とも無縁ですよね。
  でも、人間、立場が変われば考え方も変わるっていうか、マカオ以降、自分の中で海外への敷居は低くなったと実感しましたね。海外でレースをするのならば、英語はしゃべれた方がいいし……。
  マカオF3の段階では、海外レースへの正式なオファーはありませんでしたが、そのチャンスが巡ってきたときのためにと、英語の勉強をはじめました。チャンスはそう何回も訪れるものでもありませんから。自動車レースの世界は、イギリス、アメリカが中心なので、英語は避けて通れません。
  それで、英会話の勉強のスタートしたんです。最初の勉強はNovaです。自宅近くにありましたので通うことにしました。入学をしたのは一番ポピュラーなコースです。3人1組でレッスンをするというおなじみのシステムですよ。
  ぼくの場合、トレーニングの前後の時間帯を利用して通っていました。午後からのレッスンが多かったので、スクール自体がすいていました。ほとんどマンツーマンのレッスンを受けられた、これはラッキーだったかもしれませんね。
  レッスンはというと、文法なんて全く無視。先生との会話も単語の羅列です。でも、半年のレッスンで外国人とのコミュニケーションに対して恐怖感がなくなったし、日常の挨拶くらいはマスターできるようにはなったと思います。
 マカオF3グランプリの翌1999年にル・マンにはじめて参戦しました。このときはイギリスのチームで、監督、メカニックなどのスタッフのほとんどがイギリス人。このときですよ、スクールでのレッスンが大いに役だったと感じたのが。
  このおかげで、チームスタッフとのコミュニケーションがとれたこと、これがすごく大きかったですね。
  具体的には、スタッフの顔を見たらきちんと挨拶ができたこと。外国人であるぼくが積極的に現地の言葉で話しかけることで、「おや、コイツは……」と思ってくれるわけですよ。こうして相手の気持ちをつかんで、あとは積極的に話しかけるんです。ぼくが何を言いたいのかは伝わってはいなかったとは思うのですが、とにかく単語だけでもいいから積極的に話しかけるように心がけましたね。
  そうすると、相手もぼくが何を言おうとしているのか理解をしてくれるようになります。そして、「こう言いたいときはこう話すんだ」って紙に書いてくれるようになったんですよ。それを自分のノートに書き写したりして、表現の幅を増やしていきました。単語や言い回しってたくさんありますけど、使うものは限られてきますから、彼らとの会話の中で、それを見極められるようになってからはずいぶんと楽になりましたね。
  日常会話とは逆に、車のセッティングに関してメカニックと交わす会話は困りませんでした。こちらの会話は専門用語中心になります。日本人スタッフとの間でも同じような単語を使っているので、問題はほとんどありません。サスペンションが固い場合は「stiffness」であるとか、日本でも使っていたりしましたから。
〜to be continued〜

アスリートが使う現場の英語

レース走行中は心拍数が上がっているのとノイズもあるので短い文章になります。無線でピットとやりとりするのはストレート。コーナーでは息が止まります。

チーム  :How is car balance?
ドライバー:It's OK!/Not bad./I'm getting oversteer in the middle of high speed corner./I'm getting grip down front[rear] tire.

チーム  :Tell me fuel counter.
ドライバー:80.5,80.5!

プロフィール

加藤寛規(かとうひろき)
1968年神奈川県生まれ。レーシングカードライバー。1990年のF100サーキットカートをスタートに1995年全日本F3選手権シリーズ3位、1998年全日本F3選手権シリーズ2位、マカオGP6位。その後も全日本フォーミュラ・ニッポン、ル・マン24時間、アメリカン・ル・マンシリーズ、FIA Sportscar Championship、全日本GT選手権とトップカテゴリのレースで活躍。

加藤寛規公式ページ
Hiroki Katoh公式ページ

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