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第 95回

ホテルのドアは開けないように(1)

  最近は日本人もかなり身の安全には気を使うようになりました。一昔前は、特に海外では日本人は現金をたくさん持ち歩く「お金持ち」と思われ、その種の商売(?)の連中には格好のターゲットになっていました。
 それでも、まだ日本人は安全に対する認識が甘いところがあるようです。アメリカ東部のあるホテルに宿泊したときに部屋においてあったパンフレットの一部に次のようか項目がありました。


 Don't answer the door in a hotel or motel room without verifying who it is? If a person claims to be an employee, call the front desk and ask if someone from their staff is supposed to have access to your room and for what purpose.
 (ホテルやモーテルのドアを開けるときにはかならず誰かを確認してください。もしもその人が従業員だと主張した場合には、受付に電話し、ホテルの誰かが貴方の部屋に行くことになっているか、また、何の目的なのかを尋ねてください。)
[注:verify「確かめる」employee「従業員」have access to〜「立ち入る;利用できる」]


 'answer the door'は「ドアのノック(あるいはチャイム)に応じて取次ぎに出る」という慣用表現です。ちょっと古いホテルではドアに外を除く穴がないところも多いので、いくらホテルの従業員だと言われても開けるのは不安です。このような注意書きは海外では大いに参考にしましょう。自信を持って、あんた、誰じゃい、と言ってやりましょう。次回もこの続きです。

[ワンポイント英語表現]
Who is it?(どなたですか)[訪ねてきた人に対して]


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御園和夫
関東学院大学文学部教授、日本英語音声学会副会長。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。
著書に、『英語音声学研究』(和広出版)、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数

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