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第 76回

Wheel of Fortune―TVクイズ(3)

  前回に続き、これもオーストラリアやアメリカで人気のお金が稼げるクイズです。まさに「幸運の車輪」です。オーストラリアの場合、司会者が一人で、回答者は3人です。回答者の前に設置された大きな車輪(wheel)にはいろいろな金額がはめ込まれています。回答者は、車輪を手でまわし、止まったところの金額をもとに、ボードに出ているます目に文字を入れて、表現(phrase)、人名、職名(occupation)などを完成させます。答えた文字が、求められている表現にあれば、車輪の金額がもらえます。答えた文字がなければ、車輪をまわす権利は次の人に移ります。たとえば、ボードには次のようなます目があるとします。
□□□□ □□ □□□□□□□
phrase
回答者は車輪を回し、$200のことろで止まったとすると、'N for Nelly'(ネリ―のエヌ)などと答えます。もし、ボードにあるます目にNが入るとすると、正解で、$200を手にすると同時に、もう1回まわせます。ボードにはNが入り、N□□□ □□ N□□□□N□のように表示されます。このようにしてあるフレーズを完成させます。この場合は、NECK OR NOTHING(死に物狂いで;いちかばちかで)が正解になります。TO COMPARE NOTESなんてのはお分かりですか。「意見(情報)を交換する;感想を述べ合う」という意味です。母国人なら誰でも知っている表現ですが、日本の英語学習のテキストではあまり見かけません。まさに英語の実地学習です。海外に出かけたら、ホテルなどでテレビを見るのも楽しいものです。

 3人の回答者で一番多い金額を手にした人は、最後に車など、高級商品をゲットできるチャンスに恵まれます。一度、車をゲットした回答者を見たことがあります。それはそれは、もう、大喜びでした。人の喜ぶ姿を見るのはうれしいものです。この種のクイズ、新聞のTV欄には'Game show'と書かれています。この番組は英語のいろいろな「使える」表現を覚えるのに便利で、私もよく見ます。文化が違ってもお金の番組は人気があるようです。


[ワンポイント英語表現]
Money talks.
(お金が物を言う。)(ことわざ)
[前回の正解: B]

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御園和夫
関東学院大学文学部教授、日本英語音声学会副会長。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。
著書に、『英語音声学研究』(和広出版)、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数

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