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HOME > 御園和夫の異文化英語 > 第57回 He, She, You―なまえ(姓)です

第 57回  He, She, You―なまえ(姓)です

 英語圏の電話帳に掲載されている「姓」の話がここのところ続いています。「彼さん」「彼女さん」「あなたさん」なんていう姓は日本では珍名さんでしょうね。これが英語にもあるんですね。Heさん、Sheさん、Youさんです。もっとも、これらはアジア系語源の姓かもしれませんが、とにかく普通の家庭用電話帳に掲載されています。Person(人)さんなんていうのもあります。

 地名ないしはそれに関連する姓では、Englandさん、Englishさん、Swissさん、Germanさん、Parisさん、などがあります。さしずめ、「日本さん」「日本語さん」といったところでしょうか。そういえば、昔、アメリカでMr.Parisという人にあったことがあります。アメリカのパリさんですよ。

  自然、動植物を連想させるものも多くあります。Treeさん、Leaf(葉)、Leavesさん、Branch(枝)さん、Flowerさん、Roseさん、などは植物に関する姓です。植物と言えば、まさに、Plant(植物)さんが存在します。日本の「岸さん」にはShoreさんがいます。Beechさん、Riverさんなんていうのもあります。

 Rockさん、Stoneさん、Pebbles(小石)さんは同類ですね。岩、石の仲間です。Snowさん、Watersさんもみられます。単数形の*Waterさんはありませんが、Drinkingwaterさんは載ってます。「飲み水さん」は珍しいですね。楽しくのどかなところでは、Luckyさん、Richさん、Skyさん、でしょうか。また、Sato, Suzuki, Tanaka, Yamada, Yoshida,などの日本名もありました。英語圏の国の電話帳は英語学習のいい教材です。一度めくってみては。異文化が伝わってきますよ。モーシモーシ。




御園和夫

関東学院大学名誉教授、日本英語音声学会常任理事。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。言語学博士。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。著書に、『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『英語発音指導マニュアル』(CD付)編集主幹、北星堂、『聴順直脳トレーニング』(CD付)IBC出版、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数。

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