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HOME > 御園和夫の異文化英語 > 第27回 What's a preposition, Dad? 前置詞って何、おとうさん?

第 27 回 What's a preposition, Dad?  
前置詞って何、おとうさん?

 本場イギリスでも英語の用法にはいろいろと悩みがあるようです。イギリス人親子のこんな会話を聞いてください。

Son: Dad, I've got to underline the preposition in this homework. What's a preposition?
Dad: Er, I don't think we did prepositions when I went to school?
(Who cares about English Usage?, David Crystal, Penguin, 1984,p.7より)

息子:「お父さん、僕ねえ、この宿題で前置詞に下線を引いていかなきゃならないんだけど、前置詞ってなあに?」
父親:「ええと、父さんが学校に行ってた頃は前置詞はやってなかったはずだ」
  (『気にしなさんな、英語の用法』、デイヴィッド・クリスタル著、御園和夫、細矢和夫、三省堂、2頁)

 面白いお父さんですね。昔から前置詞はありますよね。この会話は、イギリス人でも言葉には苦労しているということを物語っています。つづりでは、stationary(静止した)とstationery(書簡)を混同する人もたくさんいるようです。英語を一生懸命学んでいる私たちだけじゃないんですね。勇気付けられる気もしますね。

 文法はわからないというあるイギリス婦人の前置詞に関する投書にこんな風に書かれています。

To me, a preposition was always the placing of one's left foot in a stirrup, before throwing one's right leg over the back of a horse. (Who Cares…, p.58)
「私には、前置詞というのは、常に、右足で馬の背をまたぐ前に、左足をあぶみに置くというようなものでした」(『気にしなさんな、英語の用法』、98頁)

 この婦人は前置詞の定義の仕方は知らないのかもしれませんが、to me, of one's left foot, before throwing, over the back, of a horse、など、見事に前置詞を使いこなしています。ところで、前置詞に関するこの定義、面白いでしょう。「…またぐ前に、…あぶみに置く」、つまり、「前置」です。名詞の前に置かれて成り立つことば(=詞)が「前置詞」です。イギリス人も英語には苦労しているんですね。(上記文献を参考にしました。)




御園和夫

関東学院大学名誉教授、日本英語音声学会常任理事。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。言語学博士。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。著書に、『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『英語発音指導マニュアル』(CD付)編集主幹、北星堂、『聴順直脳トレーニング』(CD付)IBC出版、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数。

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