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異文化英語

第196回 日本とアメリカの憲法は良く似ている!?

 学校で日本国憲法について習いましたよね。あるいは、習っている人もいるでしょう。その「前文」(Preamble)が日本国憲法(The Constitution of Japan)とアメリカ合衆国(The Constitution of the United States of America)がよく似ているのをご存知ですか。構文がそっくりなんです。ちょっと関係部分だけを、英語で比べてみましょう。

[日本国憲法前文]
We, the Japanese people,・・・,do proclaim that sovereign power resides with the people and do firmly establish this Constitution.(『日本国憲法』講談社学術文庫)
(日本国民は、・・・主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。)

[アメリカ合衆国憲法]
We the pepole of the United States, ・・・,do ordain and establish this Constitution for the United States of America.
(合衆国国民は、・・・,この憲法をアメリカ合衆国のために定め制定する。)


 2つとも、出だしWeを同格で説明し、それを主語とし、その主語を説明する構文が長々と続き、その後に動詞と目的語が来ています。学校文法でいうところのS+V+Oの第3文型です。かつ、動詞の部分は{do+原形}の強調構文になっています。

 もちろん、歴史的には、第二次大戦後、アメリカの憲法を参考にして日本の憲法が作られたのでしょうから、ある意味で似るのは当然かもしれません。要するに、英語にして構文を比べてみる限り、両国の憲法の前文は、主語と動詞の間がとても長い、いわば、ダックスフンドみたいな胴長文になっているのが特徴です。同じ英語圏でもイギリスの憲法(The British Constitution)はアメリカとは違って、この種の前文はありません。文化が異なると、法の解釈もいろいろのようです。訴訟の国、弁護士の国といわれるアメリカでよく耳にする語に’sue’「スー」(訴える、告訴する)とうのがあります。「訴えてやる」というものです。アメリカ社会の一端を物語っている単語です。世の中、仲良く、スーっといきたいものです。

[ワンポイント英語表現]
I’ll sue you for libel.
あなたを名誉毀損で訴えてやる。(注:libel [laibl]「名誉毀損」)



御園和夫先生

Profile
御園和夫

関東学院大学名誉教授、日本英語音声学会常任理事。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。クイーンズランド大学英語科博士後期課程修了。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。
著書に、『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数

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