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前世紀末から英語は「国際言語」(International Language)とか、世界語(World Language)などと言われるようになりました。Lingua franca(共通語)などとも表現されます。21世紀に入りこの傾向はますます強くなっています。これは、英語が世界で一番多く用いられている現状を表しています。南米のように、一般には英語が通じにくい地域でも、ちょっとしたホテルなどでは英語十分に通じます。ちなみに、南米はブラジル(ブラジル語)以外はスペイン語です。この言語も世界で広く用いられています。 「英語」というとイギリス、アメリカを連想しますが、実は、現在ではこれらのいわゆる英語母語国の人数よりも、それ以外の国で英語を用いる人の数のほうが多くなっています。イギリスの言語学者デイヴィッド・クリスタル氏によると、現在世界で英語を用いている人は十数億に達するだろうと言っています。インターネットの発達した今日では、おそらく世界で20億近くの人が英語を使っているはずです。 世界の人口は約65億くらいでしょうが、イギリスの人口は約6千万、アメリカが約2億5千万(人口はもう少し多いのですが、必要とされる英語力のない人もたくさんいます)、 カナダが3千万(一部地域ではフランス語を話します)、オーストラリアが約2千万、そのほか、ニュージーランド、南アフリカの国々などを入れても、約4億程度でしょう。かくして、世界の英語話者は、英米を核とする英語母語国の総人口よりもずっと多いという計算になります。近年、’World Englishes’なる本もかなり出版されています。「英語」が複数になっているわけです。 ここで注意しなければならないことがあります。よく、英語は通じればいいんだから、文法や発音は日本式でいいんだ、という一見ごもっともそうな意見を耳にします。これはダメー。確かに、発音もいろいろあります。ですが、やはり、日本人英語学習者の目標とする英語発音はやはり英語母語国のものでしょう。ただでさえ、なかなか目標までは達しにくいものです。それが、最初から、どうでもいい、となれば、「通じません」よ。そこんとこ、よろしく。
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