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異文化英語

第178回 ユダは裏切り者ではなかった? 新証拠出る!

 西欧では裏切り者(traitor; betrayer)の代名詞といえば「ユダ」(Judas [ジューダス])です。イエスキリストの十二使徒の一人で、「イスカリオテのユダ」(Judas Iscariot)です。レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画、「最後の晩餐」(the Last Supper)にも出てきています。銀貨30枚のためにキリストを裏切って当局の手に渡す協力をした人物とされてきました。ところが、最近、これまでの通説を覆すような報告が出されました。つまり、ユダは自らイエスキリストを裏切ったのではなく、イエスの指示によるものだったという証拠を示す文献が発見されました。ある新聞には次のように出ていました。

Judas Iscariot, long reviled as history's quintessential betrayer, was actually the best friend of Jesus and turned him over to authorities only because Jesus asked him to, according to the Gospel of Judas, a long-lost document revealed April 6 by the National Geographic Society. (The Japan Times Weekly, April 15, 2006)
(イスカリオテのユダは長いこと歴史的には典型的な裏切り者としてののしられてきたが、実はイエスの最大の友で、イエスを当局に引き渡したのは、ただイエスがユダにそうするように頼んだからだった、と「ユダの福音書」は語っている。この福音書は長い間失われていた文献で、全国地理協会によって4月6日に明らかにされた。)
[注:revile「ののしる」 quintessential「典型的な」 reveal「明らかにする」]

 これからさらにこの新たに発見された文献その他から、従来典型的な裏切り者とされてきたユダに明確にまったく逆の評価が下されるとすると、まさに歴史が変わります。裏切り者ではなく、イエスの一番の親友だったとは。うーん、いろいろな古文書が解読されてくると、歴史は変わるかも。そのとき歴史は動いた、なんて言われることがありますが、その歴史、本当なの? なんて場合も結構出てくるかもしれませんよ。

[ワンポイント英語表現]
He handed over his power to his son. (彼は権限を自分の息子に譲った。)
[注:hand over「(財産、権限などを)引き渡す」]



御園和夫先生

Profile
御園和夫

関東学院大学名誉教授、日本英語音声学会常任理事。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。
著書に、『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数

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