| 第171回
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コンセントはどこ?―アナタ、ナニイッテルノネ!
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新聞、雑誌、あるいは、テレビを見ていると、いわゆる外来語というか和製英語というか、そのようなものが目に、耳につき、ごく日常的になっています。ところが、いざ英語でその種の語彙にまつわる会話をしようとなると、通じないという場面によく出くわします。たとえば、英米人のお宅で電気機器を使おうと思って、*Where
is the consent?(コンセントはどこですか)と言ったとします。よほど日本のことを知っている人でない限り、この文脈での「コンセント」が理解できないでしょう。英語のconsentは「(しぶしぶの)承諾」という意味です。「コンセント」、つまり、「電気器具の差込口」は英語では(electrical)
outlet [主に米]、 socket [英]、(power) point [英]と言います。「壁のコンセント」ならwall outlet、あるいは、wall
socketです。なお、差込むほうはplug(プラグ)です。この種の例は枚挙にいとまがありません。いくつか挙げてみましょう。
学生さんがよくやる、いえ、やってはいけない「カンニング」ですが、この英語はcheating(チーティング)です。カンニング(cunning)は英語では「ずるがしこい;狡猾な」という意味です。「チーティング」のcheatは「(人を)だます」という意味です。だめですからね、カンニングは、絶対に。暑い夏にお世話になる「クーラー」(cooler)ですが、英語ではair
conditionerです。英語のcoolerは、通常、冷蔵庫などの冷却器、あるいは、アイスボックス(cool bag)の類を指します。ただ、近頃は、アメリカの口語用法として、いわゆるエアコン、クーラーを指すこともあるようです。
「マンション」はご存知の通り、アメリカではapartment house、イギリスではflatsです。欧米でマンション(mansion)といえば、部屋数が何十とある大邸宅のことですよね。ちかごろ、マンションも気をつけて買わないと。グラグラ。こわー。
「リサイクルショップ」が最近はやっていますが、英語ではthrift shopとかsecondhand storeと言います。このあたりでこれまでのものとさらにいくつか加えたものを表にしてみます。
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日本語
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英 語
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コンセント
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(electrical) outlet [主に米]、socket [英]、(power)
point [英]
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カンニング
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cheating
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| カンニングペーパー |
cheat sheet、crib |
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クーラー
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air conditioner
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マンション
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apartment house [米]、flats [英]
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| リサイクルショップ |
thrift shop [米]、secondhand store |
| シャープペンシル |
mechanical [automatic] pencil |
| ホッチキス |
stapler |
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電子レンジ
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microwave oven、microwave
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リサイクルショップで思い出しましたが、最近は「フリマ」、つまり、フリーマーケットが日本でも盛んですよね。英語ではflea marketです。「蚤(flea)の市」です。「フリー」は*free(ただの;自由な)ではありません。もともと、蚤がつくくらい古くなった物を売る市場という意味です。発祥はパリ郊外の地です。
[ワンポイント英語表現]
Would you turn down the air conditioner?
(クーラーを弱くしてくださいますか。)
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御園和夫
関東学院大学文学部教授、日本英語音声学会副会長。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。
著書に、『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数
御園先生が教壇に立っている関東学院大学を知りたい!
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