| 第169回
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ボンネット、それとも、フード? 車の英語(1)
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アメリカで運転中に車の調子が悪くなり、同乗の友人にボンネットを開けるようにと言ったところ、通じなかったという話を聞いたことがあります。「ボンネット」(bonnet)は実はイギリスの言い方で、アメリカでは「フード」(hood)です。ついでに、もし、イギリスで「ボンネット」と言いたいときには、前を強く「ボニットウ」と発音しないと通じません。
英語のbonnetはもともとフランス語で「帽子」です。英語でも「帽子;覆い」の意味です。
この種の例は他にもあります。車の「トランク」(trunk)ですが、これはアメリカ英語で、イギリス英語ではbootです。「アクセル」はaccelerator、あるいは、accelerator
pedalですが、これもイギリス英語です。アメリカ英語ではgas pedalです。「ウインカー」(winkers)[複数で]もイギリス英語で、アメリカ英語では「ブリンカー」(blinkers)です。なお、イギリスでは(direction)
indicatorとも言います。さらに、一般に「方向指示器」はturn signalという表現もあります。
ナンバープレート(number plate)はどうでしょう。これもイギリス英語です。アメリカではlicense plateです。ちなみに、オーストラリアではregistration
plateと言います。ちょっと混乱してきたので、この辺で表にして整理してみましょう。
| 日本語 |
アメリカ英語 |
イギリス英語 |
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ボンネット
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hood
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bonnet
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トランク
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trunk
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boot
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アクセル
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gas pedal
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accelerator
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ウインカー
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blinkers
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winkers, indicator
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ナンバープレート
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license plate
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number plate
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こうやって見ると、日本で使用している車用語はイギリス英語に基づいているものが多いですね。アメリカ英語では呼び方がずいぶん異なります。そういえば、「タクシー」(taxi)もどちらかというとイギリス英語で、アメリカではcabが主流です。次回も車用語が続きます。
[ワンポイント英語表現]
Put your right-turn blinker on.
(右折の方向指示器をだしてください。)
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御園和夫
関東学院大学文学部教授、日本英語音声学会副会長。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。
著書に、『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数
御園先生が教壇に立っている関東学院大学を知りたい!
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