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異文化英語

第138回 右か左か、それが問題です−エスカレーターはどちら側に立つか

 近年、とにかく便利になり、都市部ではみずから階段を歩いて上り下りすることが少なくなりました。エスカレーター、あるいは、歩く歩道(autowalk)は便利です。立ってればいいんですから。

 ところで、エスカレーターなどに乗る際、どちら側に立ちますか。これは実にいろいろのようです。日本でも地域のよって異なります。関東地方、特に、東京圏では、ふつう、左側に立ち、急ぐ人は右側を上がって行きます。ところが、同じ日本でも、関西では逆で、普通は右側に立ち、左をあけます。浜松では東京と同じで左側に立つと聞いてます。左と右は関東と関西のどのあたりで区別されるんでしょうね。誰か教えて下さいな。北へ行くと、仙台では東京とは逆、つまり、関西式で、右に立つとか。うーん、なかなか複雑です。(この種のサイトもあるようです。)

 海外ではどうでしょう。アメリカ(ニューヨーク)、イギリス(ロンドン)、フランス(パリ)ではだいたい右に立ち、急ぐ人は左側を登っていきます。ロンドンの地下鉄のエスカレーターには’Stand on the right.’(右側に立ってください)という表示があります。となると、日本の関西は国際的!?
 オーストラリアではおおよそ日本と同じで左側に立つようです。でも、よく観察していると、右に立つ人もいるようです。第一、急いで上がっていく人はあまり見かけません。ラッシュ時(といっても、日本と比べたらガラガラですが)の駅のエスカレーターは右側を登っていく人も見かけはします。でも、日本(特に首都圏)のようにどんどん、ずんずん、と上がっていく人は多くはありません。急ぐ必要がないのかもしれません。のんびりの国ですから。

 でも、どうしてこのように違うんでしょうね。車は左、人は右、というこう交通ルールと関係があるかといえば、必ずしもそうとも言えません。イギリスは日本と同じ、車は左側を走りますが、スカレーターの立ち方は反対です。まさに、「ところ変われば立ち位置変わる」、といったところです。みなさんも、海外に行ったときには観察してみてください。こんなところからも、習慣の違いがあり、これがどこかでものの見方の違いにつながってくる可能性もあります。あるいは、逆で、考え方が違うから、行動も異なるのかも。結構奥が深いかもしれません。右か左か、それが問題です。

[ワンポイント英語表現]
In Tokyo when you take an escalator, you stand on the left. When you are in a hurry, you walk up on the right.(東京でエスカレーターに乗るときは左側に立ちます。急ぐ場合には右側を歩いて上ります。)



御園和夫先生

Profile
御園和夫

関東学院大学名誉教授、日本英語音声学会常任理事。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。
著書に、『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数

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