|
「あし」に相当する英語はleg, footですが、ふつう、前者は「脚」、つまり、hipから
Ankle(くるぶし)までを、後者はくるぶしから下の部分の「足」を指します。ですが、広義には、legはfootを含む場合もあります。英米の辞書がlegをどのように説明してるかを見てみましょう。
‘a limb of a an animal used especially for supporting the body and for walking as: the part of such a limb between the knee and foot’ (Merriam-Webster’s Collegiate Dictionary (2003)
(動物の足で、特に、体を支え、歩くためのもの。ひざと足の間の部分。)
これはアメリカ系の辞書ですが、「あし」の範囲がひざ(knee)から足(foot)までになっています。
さて、この足ですが、使い方はいろいろのようです。いつでしたか、比較的若めのアメリカ人女性を京都の市内観光にご案内したことがありました。タクシーを待っているとき、列が順に進むにつれ、われわれも前に進んだのですが、その女性は足元に置いた荷物を足で軽く蹴飛ばすようにして前にずらしていました。手で持って運ぶ代わりに、足を活用していました。両手はまったく何も持っていないにもかかわらずです。その女性の印象と足で荷物をずらせていく様子があまりにもミスマッチだったのを覚えています。
ニューヨークのマンハッタンにあるTで始まる超有名宝石店の上の階でネクタイを購入したときのことですが、あの有名なお店の女店員さんが、なんと、客の見えるまん前で、引き出しを足で閉めたのです。あれれ、と思いました。確かに両手には箱を持っていましたが、どうでしょう、日本の有名デパートの店員さんが、客の面前で引き出しを足で閉めるでしょうか。西洋人は足を有効活用するようですね!? うーん。
[ワンポイント英語表現]
Let’s stretch our legs.(一休みしましょう)
(長い間座っていた後で、足を伸ばす;立ちあがって歩く)
[車に長く乗っていて、一休みするときなどに使う]
バックナンバーはこちらから
 |

御園和夫
関東学院大学文学部教授、日本英語音声学会副会長。英語学、英語音声学、英語教授法専攻。特に英語の音声教育に力を注いでいる。英国レディング大学、米国UCLA、オーストラリア、クイーンズランド大学などで研修・留学。
長年にわたりテレビ・ラジオで活躍し、「百万人の英語」や「旺文社大学受験ラジオ講座」など、数々の英語番組を担当。
著書に、『コミュニケーション主体の英語音声学』(和広出版)、『耳から楽しむ英語ジョーク:聴くユーモア』(CD付)旺文社、『成功する英語表現講座』(南雲堂)、『場面別英会話』(旺文社)、他多数
御園先生が教壇に立っている関東学院大学を知りたい!
|
|